ラグビー北半球最強決定戦「シックスネーションズ」第4節2試合の振り返りと最終節の展望

北半球最強を決める戦い「シックスネーションズ」の第4節2試合が行われました。

その第4節の振り返りと、3月14日に行われる最終節の1試合「ウェールズ-スコットランド」を展望します。

なお、日本時間15日に予定されていたイタリア-イングランド、フランス-アイルランドはコロナウイルスの影響で延期になっています。

シックスネーションズの第3節

繰り返しになりますが、シックスネーションズとは北半球最強を決める戦いです。

イングランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、スコットランド、イタリアの6か国で戦います。

総当たりで5試合戦い、勝ち点で争います。

ここまで4節を消化し、3勝1敗のイングランドが首位。

今節敗れたフランスが得失点差で2位。

フランスに勝利したスコットランドが3位に浮上。

試合のなかったアイルランドが4位に後退。

ここまでの4チームに優勝の可能性が残っています。

この大会はWOWOWの独占中継です。

スコットランド 28-17 フランス

今大会3連勝中のフランス相手にスコットランドがどう戦うかに注目していました。

結果としては、スコットランドがフランスの連勝をストップ。

フランスの10年ぶりのグランドスラムはなくなりました。

フランスはツイてなかった部分と、悪い癖の両方が出てしまい、負けてしまった印象です。

試合開始早々、若き司令塔SOヌタマックを負傷で欠く事態になります。

キック処理でノックオンしたところにタックルに入られて負傷交代。

序盤にヌタマックを欠いたのはツイてなかったです。

そしてこの交代の前にはFLのクロスにイエローカードで出ており、最初から流れは悪かったです。

この時点から規律が乱れていたのは確かですね。

極めつけは36分。

乱闘騒ぎの中、PRモアメド・アウアスが相手選手にグーパンチを見舞ったとして一発退場です。

そういえば、W杯で敗退することになった試合でもモールの中で相手に肘打ちして退場してましたね。

ヌタマックの負傷交代という不運とレッドカードという規律の乱れ。

これによってスコットランドに付け入る隙を与えてしまったというわけです。

イングランドとの試合のような出来もあれば、この試合のようなこともある。

このムラがフランスですね(笑)

一方のスコットランドですが、アイルランド、イングランドに連敗したときは、W杯プール敗退のショックを引きずっているのかと思いました。

ですが、しっかり立て直してきましたね。

この勝利でスコットランドは優勝の可能性が出てきました。

イングランド 33-30 ウェールズ

イングランドは強かったです。

フランスに敗れてから3連勝。

エディ・ジョーンズHCがきっちり仕切り直してきたのでしょう。

この試合、実は実況と解説がかみ合っていないのが不快で(実況が良くなかった印象)、イングランドの勝利が見えた時点で見るのやめてました。

CTBツイランギがトライを取って33-16となった時点ですね。

そしたら、その後イエローカードとレッドカードでイングランドが13人になり、2トライを許すという展開。

あやうく大逆転負けというところだったみたいです。

ウェールズは後半開始早々にFLティプリックのトライで20-16まで迫ったんです。

ここから逆にPG2本決められ点差を広げられてしまった。

4点差のときにもう少し反則に気を付けられていたら、という試合でした。

イングランドはこの勝利で首位浮上。

ウェールズの2連覇は潰えました。

シックスネーションズの最終節

今週末開催のシックスネーションズの最終節は以下のとおり。

3/14 23:15 ウェールズ-スコットランド
3/15 01:45 イタリア-イングランド→延期
3/15 05:00 フランス-アイルランド→延期

イタリア-イングランド、フランス-アイルランドはコロナウイルスの影響で延期です。

必然的に注目はウェールズ-スコットランドですね。

現在勝ち点10のスコットランドが優勝するためには、4トライ以上を取ったうえでの勝利で、勝ち点5を積み上げる必要があります。

そうすると優勝の可能性が残ります。

そこに注目したいです。

まとめ。スコットランド優勝の条件は?

ちなみに、スコットランドが優勝するための条件を確認しておきます。

延期になっている試合が開催されるとしたら、スコットランドの優勝は限りなく低いでしょうね。

というのも、イタリア-イングランドはイングランドの勝利が濃厚だから。

イングランドは勝ち点が17か18まで積みあがりますので、勝ち点15のスコットランドを上回ります。

なので、スコットランドが優勝する条件は、優勝の可能性があるイングランド、フランス、アイルランドが勝利しないこと。

すなわち延期になった試合が開催できずに引き分け扱いになること!

いやぁ、不謹慎な想定ですね(笑)

まぁ、そんな風にでもして楽しんでなきゃやってられないので!

とにかく、4トライ以上取ってスコットランドが勝てるか、どう4トライを取りに行くのか楽しみたいと思います。

コロナと関係なくラグビー・トップリーグが休止。選手の違法薬物問題で。

残念なニュースが舞い込んできました。

日本最高峰のラグビーリーグ「ジャパンラグビートップリーグ 2020」の第9節・第7節(代替試合)・第10節の計24試合が開催休止です。

“コロナと関係なくラグビー・トップリーグが休止。選手の違法薬物問題で。” の続きを読む

ラグビー北半球最強決定戦「シックスネーションズ」第3節の振り返りと第4節の展望

北半球最強を決める戦い「シックスネーションズ」の第3節が行われました。

その第3節の振り返りと、3月8~9日に行われる第3節を展望します。

なお、日本時間7日23時15分から予定されていたアイルランド-イタリアはコロナウイルスの影響で延期になっています。

シックスネーションズの第3節

繰り返しになりますが、シックスネーションズとは北半球最強を決める戦いです。

イングランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、スコットランド、イタリアの6か国で戦います。

総当たりで5試合戦い、勝ち点で争います。

ここまで3節を消化し、3連勝したフランスが1位。

アイルランドがイングランドに敗れ3位転落。

勝ったイングランドが2位に浮上しています。

この大会はWOWOWの独占中継です。

ウェールズ 23-27 フランス

今大会2連勝中だったフランスをウェールズが止められるかに注目していました。

結果としては、4点差でフランスが勝利。

3連勝としています。

点差以上にフランスは強かったです。

一方で、ウェールズに勝つチャンスがなかったかと言えば、そうでもなかったのがこの試合。

2回チャンスがあったと思っています。

9-17の8点ビハインドで迎えた前半終了間際、フランスにイエローカードが出されました。

前半のうちに16-17とできる機会、このチャンスに得点できず。

また、16-27の11点ビハインドの68分にもフランスはイエローカードで14人になりました。

が、直後のチャンスをウェールズはミスで生かせず、自滅の印象。

W杯でフランスのレッドカードに乗じて、20-19で勝利した準々決勝の再来かと期待しましたが、残念でした。

フランスは強いです。

強いですが、規律の面で問題があるなーと思います。

若いチームだから血気盛んってことですかね。

この勝利でフランスのグランドスラム(全勝優勝)が見えてきたかな、なんて思います。

イングランド 24-12 アイルランド

イングランドの復調を印象付ける試合でした。

フランスに敗れ、スコットランドには勝利したものの嵐の中で試合で参考外。

そのイングランドがアイルランドに対し、強さを見せつけました。

すべての面でアイルランドを上回っている印象でしたね!

アイルランドはこの敗戦でイングランドに順位で上回られてしまいました。

イタリア 0-17 スコットランド

いまイタリアがシックスネーションズで勝てるとすれば、スコットランドかな、と思っていました。

が、そのスコットランドにも完封負け。

スコットランドはようやく1勝ですね。

シックスネーションズの第4節

今週末開催のシックスネーションズの第3節は以下のとおり。

3/7土 23:15 アイルランド – イタリア→延期
3/8日 01:45 イングランド – ウェールズ
3/9月 00:00 スコットランド – フランス

アイルランド-イタリアはコロナウイルスの影響で延期です。

注目はスコットランド-フランスですね。

グランドスラムを目指すフランスはスコットランドとの試合です。

これまで3連勝中ですが、今大会スコットランドとの試合はアウェイになります。

スコットランドで開催された試合では2016年、2018年と2連敗中。

これがどう響くのか。

楽しみです。

まとめ。トップリーグ中止でシックスネーションズに集中

トップリーグが先週から中止していますので、今週末からはシックスネーションズに集中できます(笑)

かくいうシックスネーションズもイタリアでの開催については4節、5節ともに延期が決定。

イタリアを中心にヨーロッパにもコロナが蔓延してきています。

全試合開催できるのか、そのあたりも心配にはなってきます。

まぁ、あまり心配しても仕方ないので、開催された試合を有難く視聴するまでですね!

ラグビー・トップリーグ第6節の振り返り。第7、8節はコロナの影響で延期。

日本最高峰のラグビーリーグ「ジャパンラグビートップリーグ 2020」の第6節が2月22、23日で行われました。

その第6節の振り返りをします。

なお、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月29日と3月1日に開催予定だった第7節、3月7日と8日に開催予定の第8節の中止が決定されました。

“ラグビー・トップリーグ第6節の振り返り。第7、8節はコロナの影響で延期。” の続きを読む

ラグビー北半球最強決定戦「シックスネーションズ」第2節の振り返りと第3節の展望

北半球最強を決める戦い「シックスネーションズ」の第2節が行われました。

その第2節の振り返りと、2月22~24日に行われる第3節を展望します。

シックスネーションズの第2節

繰り返しになりますが、シックスネーションズとは北半球最強を決める戦いです。

イングランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、スコットランド、イタリアの6か国で戦います。

総当たりで5試合戦い、勝ち点で争います。

ここまで2節を消化し、2連勝したフランスが1位、得失点の差でアイルランドが2位。

1勝1敗のウェールズ、イングランドがそれに続き、2敗でスコットランド、イタリアとなります。

この大会はWOWOWが独占中継しています。

このためにWOWOW加入しました。

アイルランド 24-14 ウェールズ

初戦に勝利した2チームの戦いから。

アイルランド強かったですねぇ!

押し込まれる場面も多いのですが、最後の最後でしっかり守り切ります。

2試合連続でMan of the Matchに選出されたCJスタンダーが、ジャッカル連発なんです。

ウェールズも強いのでいい攻撃をするのですが、CJスタンダーがボールに絡んでノットリリースザボールの反則を誘発。

これができたアイルランドとこれができずに得点を許したウェールズの差が試合結果に直結したと思います。

ウェールズの26分のトライはW杯での日本のスコットランド戦での稲垣のトライを見ているようで美しいトライでした。

スコットランド 6-13 イングランド

この試合はすごい試合でした。

何がすごかったかというと雨と風。

嵐の中で試合をしているようでした。

初戦でフランスに完敗したイングランド。

その実力がどうなのか知るために見たかったのですが、参考にならない試合ですね。

運に左右される部分もあっただろうし、実力を測るには不適な試合でした。

こんな嵐の中でも試合をするんだね!という視点で見る以外に得るものは少ない試合でした(笑)

フランス 35-22 イタリア

フランスの勝利が容易に想像できたので、この試合は見てません。

想像以上にイタリアが得点したなぁ、という印象です。。

シックスネーションズの第3節

今週末開催のシックスネーションズの第3節は以下のとおり。

2/22 23:15 イタリア – スコットランド
2/23 01:45 ウェールズ – フランス
2/24 00:00 イングランド – アイルランド

注目はウェールズ-フランスとイングランド-アイルランドですね。

ウェールズ-フランスはもう負けられないウェールズと、3連勝を目指すフランスの激突。

イングランド戦で見せたフランスのパフォーマンスが本物だったか、試金石になる試合になりそうです。

アウェイでウェールズに対してもしっかり勝ち切れば、フランスの実力は本物でしょう!

イングランド-アイルランドはイングランドが運の要素もあったとはいえ、ウェールズに勝ったことで状態が上向いているのか、を確認したいと思います。

2連勝中のアイルランドに対して、どのような試合ができるのか楽しみです。

まとめ。シックスネーションズ、トップリーグ、サンウルブズでラグビー三昧

今週末はシックスネーションズ、トップリーグ、サンウルブズと盛りだくさん。

正直時間が足りません!(笑)

一週間かけてじっくり見ていきます(この間、結果を知らないようにするのに苦労するんです(笑))。