大副業時代のいま、身に付けておきたいきちんと稼げる「1人会社」のはじめ方

大きな声では言えませんが、私はいつの日か、いまの会社を辞めて独立したいと考えています。

ただ、しっかりと準備をしてからにしたいという思いがあるので、その準備のひとつとして副業してみようとしているところです。

その副業をいずれ会社に、なんて思っているので、『身に付けておきたいきちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』が目についたのです。

副業に追い風な世の中

会社に頼らず、自分で稼ごうというような風潮になり副業に追い風が吹いている昨いま。

その流れにしっかり乗ろうと思い、この本を手に取ってみました。

会社を辞めて独り立ちしたい理由が、上からの指示の下で動くことだったり、その結果で評価されることだったり、社内のしがらみだったり。

こういったものに嫌気がさしているというところもあるので、この“1人”会社という言葉に惹かれました。

簡単にまとめると

この本で書かれていることを一言でいうと、「小さく小さくやろうよ」と言うことです。

自分のため、自分の家族のための利益だけを求めるので、欲しい利益から逆算をして必要な売り上げだけを求めればよい。

小さく始めているので失敗したときの傷も小さく済む。

規模拡大のための借金などはしない。

無理をしない。

ストレスも最小限。

こういったことを達成しようよと言うのが本書の論旨かなと思っています。

そのためのスキルとノウハウがぎっしり詰め込まれているといったところです。

私が取り入れようと思ったこと

著者の山本憲明さんも「おわりに」の中でビジネス書の使いかたとして、

その中からひとつでも自分がやれることを見つけて、実行していくのがその使い方だと思います。

と言っています。

その精神にのっとって、本書から私が取り入れようと思ったことをいくつか紹介します。

絶対に調子に乗らない

うまく軌道に乗ったら、調子にのっちゃいそうだなと思ったので、戒めです。

この「絶対に調子に乗らない」っていうのはいま読んでくださっている方の中にも、何か思い当たるのではないでしょうか。

身近にも、急に何かで成功して生活レベルを上げて、身を持ち崩す人っていますよね。

目立ちますからね。

芸能人だったり、スポーツ選手だったり、最近ではYouTuberだったり。

急に稼げるようになったことで調子に乗り散財してしまう人、身の丈以上のことをしてしまう人。

こういった人たちを反面教師にしてやっていく必要があると言うことですね。

堅実、着実に自分が必要なだけの利益を求めて行こうということです。

やらないことを決めればうまくいく

やらなきゃいけないこと、やったほうがいいことばかりに目が行きがちですが、やらないことに目を向けるのは面白いです。

「やらないことを決める」というのも上級のテクニックです。それによってやるべきことに集中できて、うまくいくことも多いです。

これ大事なことだと思います。

「やらないことを決める」というのは、この本を読む前から友人に教わって、少し前から取り組んでいます。

やらないことを決めて、その時間的資源、体力的資源を「やると決めたこと」に集中するのです。

そうすることで、やると決めたことの成果が出やすくなります。

無益と思われる会社の飲み会には参加しない。

子どもと過ごす時間がなくなるからゴルフはしない。

英語を使った業務はほぼないので、会社から求められているがTOEICの勉強はしない。

こんな感じでしょうか。

そしてもうひとつ大事な姿勢があります。

この本には書いていないのですが、実際に取り組んでいて思うことは、やらないと決めた事柄も、未来永劫やらない、というのではなく、いまはやらないだけ、といった柔軟性を持たせることが良いかなと思います。

ゴルフに関しては、ある程度子どもに手がかからなくなったら始めてもいいかもしれないと思ってますし、英語もTOEICの勉強はしないまでも、コミュニケーションが取れるようになりたいとは思っています。

書いていて気付いたことですが、やらないことはかなり細分化して決めるのが良いんでしょうね。

時間軸を細分化、対象を細分化、そんな感じです。

ゴルフの例が時間軸(いまはやらない)、飲み会や英語の例が対象(TOEICはやらない)の細分化ですかね。

この本の特徴 浅くて広い

この本はきちんと稼げる一人会社を立ち上げるにあたっての知識やノウハウを網羅した本になっています。

なので、この本を読めば一通りのことを学ぶことができるかと思います。

裏を返すと、一つ一つの内容は少し薄い感じもしますので、読んでいく中でここはもっと知りたいというものが見つけられたならば、そこは別の本を読むべきなんだと思います。

この本の一章で一つの本が成立するような内容だったりもするので、まず導入編として読んでみることをお勧めします。

知らない人は損してるなあと思う『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』まとめ

やる気がなくても、すぐやれる人になれるならなりたいと思いませんか。

私はやる気があってもすぐやれない人なのでこの本を手にとって読んでみました。

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』を知らずに、すぐやれないと悩んでいるひとは損してるなあと思います。

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すぐやらなかったことで生まれた後悔の多いこと多いこと

私は、すぐやらなかったことで公開することがとても多いです。

チケットの申し込みをしようと思っていながら先送りした結果、SoldOut。

つい先日も法人税の確定申告をするのを、先延ばし先延ばしで結果、期限内の申告ができず。

いずれもやらなきゃなと思いながらすぐにできなかったことで失敗をしています。

こんな自分を改善したいと思っていたところ、作家でプロブロガーの立花岳志さんが「過去最高、満塁ホームラン級の素晴らしさ」と紹介していたのが、こちらの『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』でした。

この本だけは先送りにしてはいけないとすぐにポチりました。

やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツを読んで印象に残ったポイント

この本には、すぐやる人になる37のコツが書かれています。

「やる気に頼らず」というのがポイントかと思います。

この「やる気に頼らない」というのは、脳科学や心理学の見地から、先延ばしをなくす技術が科学的に書かれているということ。

これ大事です。

そして、そのようなコツが37個も網羅されているので、読んでみるといくつかは必ず自分にフィットするものがあると思います。

37個がすべてできないとすぐやる人になれないのではなく、1個でも取り入れられればすぐやる人に近づけるのです。

ここからは私にフィットしたポイントを厳選して3つあげます。

なぜすぐにやれないのか、様子見をしているから

著者の大平信孝さんは、すぐ動けないことは誰にでもあることだといっています。

それは、とどのつまり「今は、動かない」という選択をしているのだと。

確かに、消極的に、動かないという選択をしているのだと思います。

動かないという選択の裏には、

このような「待ち」をしているときに共通しているのは、状況を好転させたり、正解を導くために、自ら積極的に動くのではなく、とりあえず「様子見」をしている

深く納得します。

様子見といってもどうなってほしいという思いもなく、ただなんとなく良くならないかな、なんて思いだけで、先送りにしているんです。

もっと言うと、「行動を開始すること=これ以上“何もしないで”良くなる可能性を放棄すること」なんて考えているんですね。

確かに、先送りをして良くなることもゼロではないんです。

チケットなどであればキャンセルが出て、より良い席が買えるとか。

でもね、これはホント低い確率。

たいていは、状況は悪化する一方なんですよね。

だから「あー、あのときやっときゃよかった」ってなるわけ。

これを明確に文章にしてもらっただけで、かなりの腹落ち感というか、先送り性質の根本原因を解明してもらったような気になりました。

気になることは書き出す

私、いろいろと気になって、何事も手付かずなんてことがしょっちゅうあります。

あれも気になって、これも気になって、結果どれも中途半端な状況。

最近では、矢切ねぎの販売時期が知りたかったのに、ブラウザを立ち上げたときに目に付い株価情報が気になり、当初のブラウザを立ち上げた目的は忘れたまま。

そんな事の繰り返しです

実は矢切ねぎを買い逃したくない、株価が下がっていたならば買い増したい、どちらもすぐやりたいことではあったのです。

ですが、どっちつかずになった結果、どちらもまともにできていません。

この本では、

あれもこれも気になって集中できないときは、紙に書き出す

ということをアドバイスしてくれています。

頭がごちゃごちゃしたままだとうまくいくものもうまくいかなくなるので、紙に書き出すことで可視化して、スッキリさせようということです。

書き出してみると、意外と気になっていることが少なかったり、難しいことではなかったりするものです。

書き出すことで、対応の優先順位をつけられたり、気になっていることに対して何をしたらよいのかが分かったりするので、とても大切なことだと感じています。

ぶっ飛んだ目標を立てる

こういった本で目標を立てなさいというような話の場合には、たいてい「少し頑張れば達成できそうな目標を立てなさい」とアドバイスされることが多いかと思います。

この本は違います。

ぶっ飛んだ目標、心底実現したい目標を立てなさいといっています。

それがのちのちの思考や決断、行動に影響を与えてくるのだそうです。

じゃあ、どうやって心底実現したい目標を立てたらいいのよ?というところですが、それは欲望にフォーカスすると、明確になります。

自分の欲望を知ることが、ぶっ飛んだ目標を立てる第一歩だといっています。

では、その欲望を知る方法はどうしたらいいのよ?と。

これに対しても丁寧に書いています。

実現できるかどうかよりも、実現したいかどうかを重視すること

すなわち心の声を聞くことです。

ひとの考えは、頭の声、体の声、心の声と分けられるそうですが、その中で心の声を重視すればよいとのこと。

感動と知動という言葉を挙げてわかりやすく説明してくれています。

感動という言葉は実在し、人は「感情=心」で動くことはある。

一方、知動という言葉なく、「知識=頭」で動くことはないからと解説しています。

だから、当たり前のことのようですが、頭で考えたことではなく、心が感じたことを重視しようということ。

自分できてないなぁって思います。

+α 自分の価値観を知ることができた

大平さんは、これまでに15,000人以上の方の夢や目標の実現をサポートしてきました。

その経験の中で、人が行動する目的、価値観は三つに大別できると、分かったそうです。

その3つとは

  1. 人とのつながり
  2. 達成
  3. 技術の追求

これまで私は自分の価値観、自分が何を大事にして生きていきたいのか、いまいち分からずにいました。

人とのつながりという面では、人から感謝されることは嬉しいですが、では見ず知らずの人から感謝されることが自分のモチベーションになるかと言われるとそんな事はないんです。

家族が喜んでくれる、など身近なひとのためにしか頑張れないんです。

達成、に目を向けると、目標をクリアするのは嬉しいと思いますが、目標を達成するまでの努力や苦労などの面に頭がいってしまい、なかなか積極的な目標が立てられなくなっています。

たぶん、年収を◎◎にアップのような目標が立てられないのも、こういったところに原因があるんだと思います。

なので、私の価値観は「技術の追求」にあるんだと、もっと正確に言うと、技術の追求に分類できるのだとわかりました。

専門性を深めたり、自分の意志や個性が尊重されることを大切にする価値観

どうやったらもっと早くできるか、効率的にできるか、みたいなことを考えるのはとても好きです。

すぐにやるというところとは直接関係のない話のようですが、自分の価値観が分かったこと、これはこの本での大きな収穫だったかなと思います。

まとめすぐやれるようになったのか

この本には、「やる気に頼らず」にすぐやる人になる37のコツが書かれています。

「やる気に頼らない」というのは科学的な根拠から先延ばしをなくすコツだということ。

このようなコツが37個挙げられています。

37個のうち、自分に合うものをひとつでも取り入れられれば、いままでの自分よりすぐやる人に近づけるはずです。

上掲していますが、私は自分にフィットしたものを取り入れています。

気になったことは書き出しています。

ぶっ飛んだ目標は一生懸命練っています。

そのほか、翌日の仕事の取り掛かりがよくなるように、前日のうちに仕込んで、翌朝惑わないでスタートできるようにしています。

これまでよりもすぐやる人に近づけていると思います。

先延ばしのない人生でぶっ飛んだ目標を達成していきたいと思います。