やる気がなくても、すぐやれる人になれるならなりたいと思いませんか。
私はやる気があってもすぐやれない人なのでこの本を手にとって読んでみました。
『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』を知らずに、すぐやれないと悩んでいるひとは損してるなあと思います。
すぐやらなかったことで生まれた後悔の多いこと多いこと
私は、すぐやらなかったことで公開することがとても多いです。
チケットの申し込みをしようと思っていながら先送りした結果、SoldOut。
つい先日も法人税の確定申告をするのを、先延ばし先延ばしで結果、期限内の申告ができず。
いずれもやらなきゃなと思いながらすぐにできなかったことで失敗をしています。
こんな自分を改善したいと思っていたところ、作家でプロブロガーの立花岳志さんが「過去最高、満塁ホームラン級の素晴らしさ」と紹介していたのが、こちらの『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』でした。
この本だけは先送りにしてはいけないとすぐにポチりました。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツを読んで印象に残ったポイント
この本には、すぐやる人になる37のコツが書かれています。
「やる気に頼らず」というのがポイントかと思います。
この「やる気に頼らない」というのは、脳科学や心理学の見地から、先延ばしをなくす技術が科学的に書かれているということ。
これ大事です。
そして、そのようなコツが37個も網羅されているので、読んでみるといくつかは必ず自分にフィットするものがあると思います。
37個がすべてできないとすぐやる人になれないのではなく、1個でも取り入れられればすぐやる人に近づけるのです。
ここからは私にフィットしたポイントを厳選して3つあげます。
なぜすぐにやれないのか、様子見をしているから
著者の大平信孝さんは、すぐ動けないことは誰にでもあることだといっています。
それは、とどのつまり「今は、動かない」という選択をしているのだと。
確かに、消極的に、動かないという選択をしているのだと思います。
動かないという選択の裏には、
このような「待ち」をしているときに共通しているのは、状況を好転させたり、正解を導くために、自ら積極的に動くのではなく、とりあえず「様子見」をしている
深く納得します。
様子見といってもどうなってほしいという思いもなく、ただなんとなく良くならないかな、なんて思いだけで、先送りにしているんです。
もっと言うと、「行動を開始すること=これ以上“何もしないで”良くなる可能性を放棄すること」なんて考えているんですね。
確かに、先送りをして良くなることもゼロではないんです。
チケットなどであればキャンセルが出て、より良い席が買えるとか。
でもね、これはホント低い確率。
たいていは、状況は悪化する一方なんですよね。
だから「あー、あのときやっときゃよかった」ってなるわけ。
これを明確に文章にしてもらっただけで、かなりの腹落ち感というか、先送り性質の根本原因を解明してもらったような気になりました。
気になることは書き出す
私、いろいろと気になって、何事も手付かずなんてことがしょっちゅうあります。
あれも気になって、これも気になって、結果どれも中途半端な状況。
最近では、矢切ねぎの販売時期が知りたかったのに、ブラウザを立ち上げたときに目に付い株価情報が気になり、当初のブラウザを立ち上げた目的は忘れたまま。
そんな事の繰り返しです
実は矢切ねぎを買い逃したくない、株価が下がっていたならば買い増したい、どちらもすぐやりたいことではあったのです。
ですが、どっちつかずになった結果、どちらもまともにできていません。
この本では、
あれもこれも気になって集中できないときは、紙に書き出す
ということをアドバイスしてくれています。
頭がごちゃごちゃしたままだとうまくいくものもうまくいかなくなるので、紙に書き出すことで可視化して、スッキリさせようということです。
書き出してみると、意外と気になっていることが少なかったり、難しいことではなかったりするものです。
書き出すことで、対応の優先順位をつけられたり、気になっていることに対して何をしたらよいのかが分かったりするので、とても大切なことだと感じています。
ぶっ飛んだ目標を立てる
こういった本で目標を立てなさいというような話の場合には、たいてい「少し頑張れば達成できそうな目標を立てなさい」とアドバイスされることが多いかと思います。
この本は違います。
ぶっ飛んだ目標、心底実現したい目標を立てなさいといっています。
それがのちのちの思考や決断、行動に影響を与えてくるのだそうです。
じゃあ、どうやって心底実現したい目標を立てたらいいのよ?というところですが、それは欲望にフォーカスすると、明確になります。
自分の欲望を知ることが、ぶっ飛んだ目標を立てる第一歩だといっています。
では、その欲望を知る方法はどうしたらいいのよ?と。
これに対しても丁寧に書いています。
実現できるかどうかよりも、実現したいかどうかを重視すること
すなわち心の声を聞くことです。
ひとの考えは、頭の声、体の声、心の声と分けられるそうですが、その中で心の声を重視すればよいとのこと。
感動と知動という言葉を挙げてわかりやすく説明してくれています。
感動という言葉は実在し、人は「感情=心」で動くことはある。
一方、知動という言葉なく、「知識=頭」で動くことはないからと解説しています。
だから、当たり前のことのようですが、頭で考えたことではなく、心が感じたことを重視しようということ。
自分できてないなぁって思います。
+α 自分の価値観を知ることができた
大平さんは、これまでに15,000人以上の方の夢や目標の実現をサポートしてきました。
その経験の中で、人が行動する目的、価値観は三つに大別できると、分かったそうです。
その3つとは
- 人とのつながり
- 達成
- 技術の追求
これまで私は自分の価値観、自分が何を大事にして生きていきたいのか、いまいち分からずにいました。
人とのつながりという面では、人から感謝されることは嬉しいですが、では見ず知らずの人から感謝されることが自分のモチベーションになるかと言われるとそんな事はないんです。
家族が喜んでくれる、など身近なひとのためにしか頑張れないんです。
達成、に目を向けると、目標をクリアするのは嬉しいと思いますが、目標を達成するまでの努力や苦労などの面に頭がいってしまい、なかなか積極的な目標が立てられなくなっています。
たぶん、年収を◎◎にアップのような目標が立てられないのも、こういったところに原因があるんだと思います。
なので、私の価値観は「技術の追求」にあるんだと、もっと正確に言うと、技術の追求に分類できるのだとわかりました。
専門性を深めたり、自分の意志や個性が尊重されることを大切にする価値観
どうやったらもっと早くできるか、効率的にできるか、みたいなことを考えるのはとても好きです。
すぐにやるというところとは直接関係のない話のようですが、自分の価値観が分かったこと、これはこの本での大きな収穫だったかなと思います。
まとめすぐやれるようになったのか
この本には、「やる気に頼らず」にすぐやる人になる37のコツが書かれています。
「やる気に頼らない」というのは科学的な根拠から先延ばしをなくすコツだということ。
このようなコツが37個挙げられています。
37個のうち、自分に合うものをひとつでも取り入れられれば、いままでの自分よりすぐやる人に近づけるはずです。
上掲していますが、私は自分にフィットしたものを取り入れています。
気になったことは書き出しています。
ぶっ飛んだ目標は一生懸命練っています。
そのほか、翌日の仕事の取り掛かりがよくなるように、前日のうちに仕込んで、翌朝惑わないでスタートできるようにしています。
これまでよりもすぐやる人に近づけていると思います。
先延ばしのない人生でぶっ飛んだ目標を達成していきたいと思います。
投稿者プロフィール
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1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。
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