『いいから いいから 2』

「いいから いいから」の続編です。

この絵本もこちらの冊子で紹介されていました。

「いいから いいから」が好きだったひとは、「2」も必ず好きになるでしょう!

買った時期 3歳6か月
ハマった時期 買ってすぐ

簡単な内容紹介

こちらは出版社の絵本館HPからの内容紹介です。

大好評の前作『いいから いいから』では、
「おじいちゃんのおおらかさがいい!」
「のんびりと幸せな気持ちになる!」
「いいからが口ぐせになりました!」と、
たくさんの「いいからファン」が誕生しました。
そこで「ぜひ、続編を!」という多くの読者からの熱い要望に応え、『いいから いいから 2(に)』発売しました!

旅先で出会ったのはオバケ。
苦労したというオバケの話を聞き「いいからいいから」と、おじいちゃん。
すっかりおじいちゃんと気が合ったオバケは・・・!?

抜群のユーモア!
お約束のかくし味!
実はこの絵本を制作した場所のヒントも絵本の中に!
何度よんでも、わっはっは!の長谷川義史さんならではの絵本です。

ほんとおおらかな気分になれる絵本です。

「第18回けんぶち絵本の里大賞 びばからす賞」を受賞しています。

ちなみに前作は第17回のびばからす賞を受賞していますので、「いいからいいから」シリーズで2回続けて受賞しているんですね!

今回はゆうれいが登場

前作はおじいちゃんとぼくのところにかみなりさまがやってきました。

今作はゆうれいです。

ゆうれいが突然現れてもおなじみの「いいから いいから」です。

怖がることもなく、マッサージしたり、いっしょに温泉に入ったり。

やりたい放題です(笑)

全5作中、一番好き

いいからいいからはいまのところ、全5作発売されています。

全部読みましたが、私も娘も2が一番好きです。

理由をそれぞれ書きます。

娘「ひゅーどろどろー」

ゆうれいの登場シーンがヒュードロドロドロ。

そしてゆうれいのくちぐせが、語尾につく「どろどろー」です。

これが好きみたいで、「どろどろー」を繰り返しています。

私、庶民的なゆうれいが好き

お風呂上りにおじいちゃんとゆうれいでビールを飲むシーンがあるんです。

このビールは部屋のミニバーのもの。

ゆうれいが「こういうところのビールはたかいんじゃないですか?」と心配をします。

ゆうれいのくせして、そんなことを心配するんです(笑)

そして、それを「いいからいいから」と流すおじいちゃん。

すごく気が抜けるいい絵本なんです。

ゆうれいのセリフが聞かせどころ

「1」のときにはおじいちゃんのセリフをどこまで雰囲気を出せるかが、読み聞かせの肝だと書きました。

「2」ではそこにゆうれいのセリフが加わります。

ゆうれいの雰囲気をそこなわないこと。

おどろおどろしく、そしておじいちゃんとぼくの対応に戸惑った様子を表現できるか。

読み聞かせの腕が試されます(笑)

「いいからいいから」は順番どおりに読むべし

シリーズものになっている場合、読む順番を気にしなくてもよい絵本ってあると思います。

でも「いいからいいから」は順番どおりに読むことをオススメします。

なぜなら、いろいろなところに仕掛けがあって、それは過去の作品を読んでいるとわかることが多いからです。

今作では、最初からおじいちゃんのおでこにおへそがついています。

「2」で「いいからいいから」が初めましてだと、なんのこっちゃさっぱりです。

「1」の最後で、かみなりさまに取られたおへそをぼくが足を滑らせておでこにつけちゃったというオチからの流れ。

こういったことがこの後の3、4、5にも出てきます。

絵本のなかで気づけることは多い方が楽しいはずなので、ぜひ「いいからいいから」は順番どおり読んでみてください。

「いいから いいから 2」からの絵本拡大戦略

「いいから いいから 2」はシリーズものになります。

1は当然のこと、続編の345と出ています。も良い雰囲気の作品です。

2で私が気に入った“庶民的”というキーワードで著者の長谷川義史さんつながりならば、「まわるおすし」なんてのはどうでしょう。

こちらもほっこりする絵本になっています!

 

 

 

いいからいいから(2)

いいからいいから(2)

  • 作者:長谷川義史
  • 出版社:絵本館
  • 発売日: 2007年08月

投稿者プロフィール

皐月 悠詩
皐月 悠詩
1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。

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