絵本を探そうと思ったときに頼りにするのが、書店などで配布されている絵本リストですよね。
その中でも我が家で一番気に入っていたのが「選びやすくて 見つけやすい 絵本リスト」です。
絵本リストは無数にある
絵本リストって、書店や図書館に行くと、必ずといってもいいほどおいてありますよね。
うちでは、それを見つけると必ず取ってきます。
出版社が作成するもの、図書館の司書さんが作成するもの、書店が作成するもの。
いくつもあります。
絵本を読むことをオススメするような書籍にも、その著者がオススメする絵本のリストが載っていたりします。
その中でもうちで一番気に入って、一番頼りにしてきたリストがこちらです。
「選びやすくて 見つけやすい 絵本リスト」
このリストの中からたぶん250冊くらい読んだと思います。
なぜこのリストが頼りになったか、どのように使って読んでいったのか、をご紹介します。
いいところ① 絵本の表紙があって、一覧性が高い
このリストの良いところのひとつめは、絵本の表紙が載っていて、一覧性が高いことです。
一覧性が高いというのは、こういうことです。
ずらっと絵本の表紙が並んでいます。
リストによってはタイトルのみだったり、絵本の紹介までついていて1ページに数冊しか載っていなかったりします。
それがこのリストだと、1ページに36冊、見開きで72冊も紹介されています。
表紙があるので、こどもが読みたい絵本を探しやすいです。
72冊も一気に見られるので、こどもが読みたい絵本を探しやすいです。
そうなんです!とにかくこどもが興味を持つ絵本を探しやすいのです。
いいところ② ジャンル分けがされている
このリストの表紙にも書いてあるように、このリストは「子どもたちが好きな7つのジャンルで絵本を紹介」しています。
- ユーモア
- のりもの
- おばけ・ようかい
- きょうりゅう
- たべもの
- うんち・おしっこ・おなら
- ことば・かず
です。
ジャンル分けされているのでこどもの興味によって、見ないで済むページも出てきます。
うちだと、おばけ・ようかい、きょうりゅうは後回しでしたね。
おとながバランスを考えて選ぶのにも有用でした。
いいところ③ 専門家による選定
リストの信頼性っていうのは、選者によるところが大きいと思います。
だれだれさんが選んだ本だからきっと良い本だろう、みたいなのってありますよね。
このリストは、誰ということは明らかにされていませんが、「子どもの本に関わる281名の専門家のみなさんがえらんだ360冊!」となっています。
281名ってすごくないですか!
それだけのひとが選んでいるので、信頼性は高いと思そうですよね。
少なくとも誰かがいいと思って紹介している絵本なので、それなりにいい絵本が集まったリストになっているんだろうなとは思います。
いいところ④ 出版社が複数にわたっている
出版社が発行しているこういったリストだと、その出版社以外の絵本って載っていないですよね。
広告のひとつとしてやっているんだもの当然のこと。
こちらのリストは「ジャンル別棚の会事務局」が発行しています。
(絵本館)となっているので、メインとなっている出版社はあるのでしょうが、これだけ多くの(20社)出版社が参画し作成しているリストです。
20社に限定はされているんだと思うのですが、1社だけの偏りではないのがいいですよね。
いいところ⑤ 必ずしも“教育”に偏っていない
7つのジャンルに「うんち・おしっこ・おなら」があるのにお気づきでしょうか。
普通なら、あまりオススメ絵本には入れないジャンルですよね。
こどもは好きだけど、おとなが敬遠するような。
そんなジャンルも含まれています。
そのほか、おとなからするとなんの学びもないような、ただただ楽しいだけの絵本もリストには入っています。
こどもにすすめるのに楽しいだけの絵本なんて入れていいの?とか思いがちですけど、本来絵本は楽しむためのもの。
学びなんてなくたっていいんじゃないでしょうか。
「くもんのすいせん図書一覧表」なんてのも秀逸な絵本のリストですが、こちらはちょっとマジメすぎる印象。
楽しいだけの絵本も入っていることが、こどもが食いつく重要なポイントかと思います。
うちではどう使ったか
さて、うちではこのリストをどう使ったか、です。
娘といっしょにリストを眺めて、読みたい絵本にいっしょに〇をつけました。
〇をつけたものを、世田谷区の図書館サイトにアクセスし、資料予約をしました。
15冊まで予約できるので、フルフルで予約し、資料が届いたら借りに行きます。
〇をつけた本は15冊じゃきかないことが多いので、借りて予約枠が空いたら予約するを繰り返しました。
そして、気に入った本は購入して、自分たちのものにしてきました。
借りて読んだ本にはシールを貼って、どこまで読んだか可視化しました。
いびつな〇がいくつもあるのが見えますでしょ。
これが娘がつけた〇です。
〇の色が複数あるのは、〇をつけたときが違うから(そのとき近くにあるペンでつけていることが多い)です。
どれだけ読んだかわかるのが楽しいですよね。
そして、あともう少しで1列読み終えられるとか、1ページぜんぶにシールが貼れるってなると、興味のなかった絵本にも手が伸びるんです。
そんな中からおもしろいと思う絵本に出会うから不思議ですよね。
ちなみ購入した本には☆のシールを貼っています。
どこで手に入る?
うちがどこでこのリストを入手したかですが、覚えてません(笑)
いま、どこで手に入れられるのか、ジャンル別棚の会事務局に問い合わせしていますので、返事がありましたら更新します。
なお、偶然発見したのですが、HMV&BOOKS onlineで「選びやすくて見つけやすい!ジャンル別絵本の棚」なんてサイトを発見しました。
このリストで紹介されている本を確認、購入できるサイトです。
どんな本が紹介されているのかは、こちらで確認できます。
紙の冊子で、こどもといっしょに見られることにこのリストの価値があると思っているので、これだと実は効果薄なのかなとも思いますが、リストの中身は知ることができます。
絵本は無数にある
図書館に行っても、本屋に行っても、迷ってしまうくらい絵本ってありますよね。
たぶんどれを手に取っても正解です。
ですが、なにかよりどころが欲しくなるのは人間の本能ってもんです。
そんなときは、誰かがオススメしている本を手にしてみるのがいいと思います。
そのひとつがこういったリストです。
こういったリストを見かけたら、なんでもかんでもまずは手に取ってみてはいかがでしょうか。
お気に入りの絵本がみつかるのと同じように、お気に入りのリストが見つかるのではないでしょうか。
絵本探しが断然楽に、断然楽しくなりますよ!
投稿者プロフィール
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1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。
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