先週末1月12日に日本最高峰のラグビーリーグ、ジャパンラグビートップリーグ 2020が開幕しました。
その開幕節の振り返りと、今週末1月18日、19日に行われる第2節を展望します。
開幕節の振り返り。名門はやはり強かった
開幕節の結果をざーっと眺めてみます。
日野(1敗) | 20 | – | 29 | NTTコム(1勝) |
リコー(1敗) | 5 | – | 28 | Honda(1勝) |
神戸製鋼(1勝) | 50 | – | 16 | キヤノン(1敗) |
パナソニック(1勝) | 34 | – | 11 | クボタ(1敗) |
ヤマハ発動機(1勝) | 31 | – | 29 | トヨタ自動車(1敗) |
東芝(1勝) | 26 | – | 19 | サントリー(1敗) |
NTTドコモ(1勝) | 31 | – | 24 | 三菱重工(1敗) |
宗像サニックス(1勝) | 24 | – | 18 | NEC(1敗) |
おおまかにいうと、強いチームは強かった、ってとこですかね。
どういうことかと言えば、過去に優勝経験のあるチームはやっぱり強かった、ということです。
私がテレビ観戦した注目ゲームについてちょっとコメントしておきます。
一番の注目は「パナソニック VS クボタ」
私が開幕節で一番注目していたのが、「パナソニック VS クボタ」でした。
パナソニックは日本代表SHの田中や元日本代表WTB山田を放出しており若返りを図った印象。
クボタは南アフリカ代表No.8のドゥエイン・フェルミューレン、オーストラリア代表SOバーナード・フォーリーら積極的な補強で、上位進出を狙っている印象です。
そんな中で感じたのは、「名門強し」でした。
代表選手など、名が通った選手の質や数でいえばほぼ互角。
むしろクボタの方がネームバリューは上なくらい。
なのに試合結果はパナソニックが34得点、クボタが11得点。
接戦にもなりませんでした。
どうしてこのような結果になったのか。
代表に入らないレベルの選手たちの質の差があるのか。
培ってきた歴史の差なのか。
パナソニックの方が勝ち方を知っている印象なんです。
クボタに攻めさせて攻めさせて、相手にミスが出たところで一気に挽回、といった感じ。
いつの間にかパナソニックが34点も取っていたという印象だったんです。
この辺が毎年優勝争いをしているチームの強さなのですかね。
クボタがどこまで健闘できるのか楽しみにしていただけに少し拍子抜けといった感じでした。
パナソニックWTB福岡の左サイドを駆け上がって取ったトライが、さすがと思わせるプレーでした。
「神戸製鋼 VS キヤノン」
この試合も、王者・神戸製鋼にSH田中&SO田村擁するキヤノンがどこまで戦えるのか楽しみにしていた試合でした。
結果としては、「王者強し」でした。
この試合での注目ポイントは、「SH田中とSO田村の日本代表ハーフ団」と、「元NZ代表SOダン・カーターと元ジャパンSH日和佐のハーフ団」の対決。
W杯期間中に練習出来ていたコンビと、日本代表として活動していたコンビの差が50-16の得点差に出ていた気がします。
なので、キヤノンももう少し練度が上がれば差は詰まるのかな。
とはいえ、この試合でも優勝経験の有無、勝者としての歴史みたいなものの差があった気がします。
「東芝 VS サントリー」
府中ダービーと呼ばれる一戦。
この試合はどちらも勝者としての歴史を持つチーム同士の対決でした。
終始、東芝がリードする展開でそのまま逃げ切った感じです。
この試合の勝敗を分けたポイントは何だったか。
サントリーが前半のうちに反則で退場者を出してしまったこと。
戦前の予想では私はサントリー優位と思っていたのですが、退場者が出てしまうとなかなか厳しい。
それでも最後1トライ1ゴールで追いつけるところまで追い上げたのはさすがです。
サントリーWTB松島が繰り出した股下からのロングアシストパス。
日本のラグビーでこんな遊び心を感じられるプレーが見られるようになったことに感激しました。
「ヤマハ VS トヨタ」
多分、開幕節で一番面白かったゲームはこの試合ではないでしょうか。
と言いながら、録画だけしてまだ見られていません(笑)
後ほどチェックしておきたいと思います。
第2節の展望
第2節の対戦カードは以下のとおりです。
1月18日 | 土 | 11:30 | 三菱重工相模原 ダイナボアーズ |
vs | キヤノンイーグルス | 東京 | 秩父宮 |
14:00 | サントリー サンゴリアス |
vs | NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス |
||||
11:45 | NEC グリーンロケッツ |
vs | 日野レッドドルフィンズ | 大阪 | 花園 | ||
14:00 | 東芝 ブレイブルーパス |
vs | NTTドコモ レッドハリケーンズ |
||||
13:00 | ヤマハ発動機 ジュビロ |
vs | 神戸製鋼 コベルコスティーラーズ |
静岡 | ヤマハ | ||
13:00 | トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
vs | パナソニック ワイルドナイツ |
愛知 | 豊田ス | ||
1月19日 | 日 | 14:00 | 宗像サニックス ブルース |
vs | リコーブラックラムズ | 福岡 | レベスタ |
13:00 | Honda HEAT | vs | クボタスピアーズ | 三重 | 鈴鹿 |
今節一番の注目は「ヤマハ vs 神戸製鋼 @ヤマハ」
今節私が一番注目しているのは「ヤマハ発動機ジュビロ vs 神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の一戦です。
開幕節で好発進を決めた両チーム。
顔ぶれを見ると神戸製鋼有利な感じがします。
昨年の王者はやはり強いです。
一方でヤマハはホームでの試合になります。
ファンの後押しは大きなアドバンテージ。
このあたりがどう転ぶのか楽しみな一戦です。
この試合はJ SPORTS 3、DAZNで観戦が可能。
そして地元の人はラッキー、SBS(静岡放送)でも中継がありますよ!
続いては「トヨタ vs パナソニック @豊田ス」
続いて注目は「トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs パナソニック ワイルドナイツ」の一戦です。
トヨタは接戦の末、開幕節を落としました。
日本代表No.8姫野とオールブラックスNo.8のキーラン・リードが地元豊田スタジアムで試合をするということで、全席完売。
地元の後押しを受けて、2020シーズン初勝利を目指します。
一方のパナソニックは安定の強さを発揮。
よほどのことがない限り、優勝候補筆頭のチームだと私は思っておりますので、完全アウェイの中、どのような試合を見せてくれるか楽しみです。
地元の方はCTV(中京テレビ)で観戦可能です。
それ以外だとJ SPORTS オンデマンドでないと試合は見られなそうです。
私、オンデマンドは非加入ですので、この試合は見られそうにありません(泣)
3試合目は「サントリー vs Nコム @秩父宮」
3つ目の注目は「サントリー
サンゴリアス vs NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス」。
退場者を出して開幕節を落としたサントリー。
もう負けられません。
きっと強いサントリーを見せてくれるでしょう。
日野を相手に快勝したNTTコム。
クボタ、キヤノンとともに上位進出を狙う非・優勝チームの一角です。
真価が試される試合になりそうです。
世の中では注目度が高い試合なのでしょう。
日本テレビで中継があります。
そのほか、J SPORTS 1、DAZNでも観戦可能です!
最後は「Honda vs クボタ @鈴鹿」
注目の試合の最後は「Honda HEAT vs クボタスピアーズ」です。
積極補強ながらパナソニックに惨敗したクボタ。
Hondaは、日本代表PR具 智元、WTBレメキ・ロマノ・ラヴァ、南アフリカ代表LOのRG・スナイマンらを擁し、開幕節はリコーを圧倒しました。
この両者の力関係がどのようなものなのか。
興味津々です。
ただしこの試合はJ SPORTS オンデマンドでのみ観戦が可能。
私、オンデマンドは非加入ですので、この試合は見られないです…。
まとめ
J SPORTSのオンデマンド加入者の獲得戦略のひとつなのでしょうから文句は言いませんが、スカパーのJ SPORTSで見られる試合が少ないのが悲しいです。
とりあえず、現状で見られる試合をしっかり見て楽しみたいと思います。
開幕節に勝利したチームが2連勝を決められるか。
開幕節に敗れたチームが今季初勝利を挙げられるか。
こんな注目点で見たらとても楽しいですよ!
投稿者プロフィール
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1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。
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