群馬県渋川市にある伊香保温泉の「香雲館」というお宿に行ってきました。
お風呂良し、食事良し、おもてなし良し。
3歳の娘が「きょうもとまりたい!」と言い出すほどのお宿でしたので、レポートします。
妻と義母の慰労のための温泉旅行
妻がつわりの苦しさに耐え、無事に安定期に入ったこと。
義母が、つわり期間中、毎日のようにヘルプにきてくれたこと。
この2人の頑張りを慰労したく、温泉旅行を企画し、2019年12月10日、11日の1泊2日で群馬県の伊香保温泉に行ってきました。
「ちょっといい旅館を♪」と思って探したところ、雰囲気の良さそうな全10室、全室露天風呂付きの「香雲館」というお宿にたどり着きました。
香雲館の情報
旅館名 | 香雲館 |
住所 | 群馬県渋川市伊香保町伊香保175-1 |
電話番号 | 0279-72-5501 |
チェックイン | 13:00~ |
チェックアウト | ~11:00 |
総部屋数 | 10 |
クレジットカード |
|
駐車場 | 宿泊者 一泊あたり 無料 |
ウェブサイト | 香雲館公式サイト |
東京・世田谷からのアクセス
この日は世田谷の自宅を14時に出発。
というのも、娘が通っているリトミックのクリスマスパーティがあったから。
それが終わってからの出発ということだったのです。
ルートとしては、環八で練馬ICまで行き、関越自動車道で渋川伊香保ICまで。
そこから下道で伊香保温泉まで、という流れです。
平日の環八、ところどころ流れが悪いところはありながらも、大きな渋滞はなく。
関越自動車道もスムーズでした。
嵐山PA、渋川市内のコンビニで娘のトイレ休憩、酒屋で地酒の購入、などしながら2時間半ほどで到着しました。
旅館の全体
高さ8メートルもあるという城壁風の塀を持つ大門をくぐって入館します。
桧づくりの大扉を開けて入館すると、すぐに目につくのが、池と舞台がしつらえられた中庭。
たいまつがたかれ、舞台にはかわいい3匹のトナカイの人形が飾られていました。
全体に和洋折衷なモダンな雰囲気の館内。
香雲館の名前をイメージし、雲のオブジェが天井からつるされています。
2階の廊下の手すり下は、これまた様々な形の雲。
とても名前を大事にしている印象でした。
ガラス戸を開けると、舞台のある中庭に出られます。
池はキレイとはいえませんでしたが、宿泊した朝にここに出て寝そべるのはとても気持ちがよかったです。
冬場は凛と空気が澄んで身も心も引き締まります。
ネスカフェのコーヒー(ネスプレッソ)も自由に飲むことができるので、それをもって優雅なひとときを過ごすのもオツです。
部屋
今回宿泊したのは2階の1室「漆」の間です。
扉を開けると玄関に朱の漆で塗られた石柱があり印象的です。
メインの和室は10帖。
そのほか囲炉裏の部屋、書院などがあり、ホールとは違い純和風な落ち着いたつくりです。
部屋の一番奥には内風呂、その先には露天風呂があります。
残念ながら部屋のお風呂は伊香保温泉ではありませんが、麦飯石を通した美肌効果や温浴効果があるお湯なんだそうです。
お茶請けは「こんにゃく大福」と「舞茸と生姜の煮つけ」。
こんにゃく大福は、大福の粉に群馬・下仁田の名産「こんにゃく」の粉を練り込んだ和スイーツ。
生クリームがつつまれた柔らかい大福は旅の疲れを癒してくれました。
お皿には群馬県の形が描かれているこだわりようでした。
充実のアメニティ
設備やアメニティもとても充実していました。
浴衣はもちろん、作務衣も用意されており、就寝中どうしてもはだけてしまう私にはとてもうれしかったです。
こども用の浴衣やスリッパも準備されていて、おとなといっしょがうれしいこどもには大満足だったようです。
そして何よりうれしかったのは、お風呂で使うバスタオルも部屋から持っていく必要はなく、浴場に設置されていたことです。
これがとても便利で、再度入浴する際に濡れたバスタオルを持っていく必要がなく、とても気持ちよかったです。
お風呂
伊香保温泉には2種類のお湯があります。
硫酸塩泉の「黄金の湯」とメタけい酸単純泉の「白銀の湯」。
香雲館では「黄金の湯」が引かれています。
黄金の湯が引かれた温泉宿は全部で8軒しかないそうです。
香雲館の宿泊客は香雲館の「あうるの湯」と、隣接する本館(塚越屋七兵衛)の「ほとどぎすの湯」に入ることができます。
あうるの湯は内風呂のみ。
露天風呂を楽しむには部屋の露天風呂か、ほとどぎすの湯に行く必要があります。
ゆったり静かに入るならあうるの湯。
露天風呂を楽しむならほととぎすの湯。
どちらも黄金色をした黄金の湯で、ちょっと40~41度のちょっと熱めのお湯です。
到着後にまずあうるの湯へ。
このときは娘は妻と母と。
ほととぎすの湯は、塚越屋七兵衛に団体客がいるとのことだったので夕食後に(宴会で団体客がいない時間帯を狙ってね)。
このときは娘を私が入浴させ、妻と母にはゆっくりしてもらいました。
そして翌朝、夫婦+娘で部屋の露天風呂を楽しませていただきました。
母は早起きして再度ほととぎすの湯に行ったようです。
複数の大浴場を利用できるのは満足度高いです。
娘も広いお風呂が楽しかったようで、「おっきいおふろってだーいすき!」と言い出すほどです。
食事
今回は1泊2食付きのプラン。
夕食
夕食は食前酒から始まり全11品でした。
先付は「茸白和え」と「河豚皮浸し」。
箸洗いは「蛤潮仕立て」。
かぼちゃもちがとてもおいしかった。
造里は「鮮魚盛り合わせ」。
地元の鱒がとても新鮮でした。
強肴は「鰆 枯遠山焼き」。
鰆と、鰆にのせられたきんぴらごぼうのようなものの相性がとてもよかったです。
ご飯食べたくなるお味でした。
温の物は「師走の彩」。
芽キャベツやインカのめざめ(じゃがいも)、しめじ、にんじんにホワイトソースが添えられていました。
替り皿は「上州牛の炙り焼」。
食事は東吾妻町の「さくや姫」というお米のご飯。
群馬が誇るブランド牛とお米でお食事でした。
留椀は「赤出し汁」、香の物と甘味が出て、大満腹でした。
お酒
お酒は生ビールと日本酒を注文しました。
生ビールは特筆することはありませんが、日本酒は群馬の地酒が豊富。
宿泊した伊香保近辺の地酒として、「船尾瀧(柴崎酒造)」が大吟醸と辛口純米が置かれていました。
今回は大吟醸をいただきました。
大吟醸らしく味も香りもスッキリ。
そのほか、大盃(牧野酒造)、水芭蕉、MIZUBASHO PURE、谷川岳(以上、永井酒造)、群馬泉(島岡酒造)、赤城山(近藤酒造)、桂川(柳沢酒造)が群馬のお酒としてラインナップされていました。
そのほかKAWABA BEERというクラフトビールも瓶ビールで提供されていました。
群馬のお酒はふんだんに楽しめるのがとてもGoodです。
こども用の食事
今回はこども用の食事も用意してもらいました。
というのも、旅館のごちそうってこどもには食べにくいもの。
取り分けも検討したのですが、この旅行はつわりでのストレスからみんながいやされようというものです。
なので、3歳とはいえ娘のためにもしっかりおいしいものを準備してもらったのです。
ドリア、スパゲッティ、サラダ、エビフライ、サーモンフライ、チキンナゲット、ハンバーグ、甘栗ポタージュ、ごはん、デザート。
3歳の娘には多すぎましたが、ドリア、スパゲッティ、エビフライと好物が並び、大満足だったようです。
食べやすいようにこども用のいすも複数の種類用意されていて、自分が座ってみて、食べやすいいすを選べたのも良かったです。
朝食
こども用。
おもてなし
おもてなしで一番感心したのは、従業員の方すべてが娘の名前を憶えて話しかけてくれたこと。
娘は人見知りするタイプではありませんが、名前を呼んでもらって話しかけられているほうが会話がスムーズでした。
全部で10部屋しかない旅館ならではの行き届いたサービスってとこですかね。
部屋数が多くて応対しなければいけないお客が多ければ難しいですよね。
まとめ
よほど娘はここが気に入ったのか、帰る準備をしている際に「きょうもこことまる?」とか「あたし、ホテルだいすきなんだ」とか言ってました。
その上、広いお風呂が気持ちよかったのか、「おっきいおふろ、またはいりたいなぁ」とまで。
それくらい満足してくれた様子。
おとな3人、こども1人の料金で90,000円弱でしたので、決してお安くはありませんが、それだけの価値がある旅館だったと思います。
温泉旅行を検討し伊香保温泉が候補に入ったならば、ぜひとも「香雲館」に泊まってみてください。
心も体もリフレッシュできること間違いなしです!
投稿者プロフィール
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1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。
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