書評:小さな習慣(著:スティーヴン・ガイズ )

「質より量より更新頻度」の教えを受けた立花b塾で課題図書として指定された“小さな習慣”。

タイトルや帯の表現からも更新頻度を下げないための教えがこの中にはあるのだろう、と推察し読み始めました。

モチベーションに頼らず、わずかな意思の力で達成が可能

目標を達成するためには、大きな目標を立てて、そこに向かっていくエネルギーで突き進んでいくものだと思っていました。

(読み終わったいまでもそう思っている部分はあります)

でもそのエネルギー、すなわちモチベーションといわれるものには波があると。

体調やその日の出来事、気分に左右されるというのは私自身も経験していますので納得できます。

なので、モチベーションには頼らず、意思の力でどうにかできるレベルにまで目標を小さくしましょう、というのがこの本の言いたいことです。

続けられなければ元も子もない

例で挙げられている小さな習慣のひとつが「腕立て伏せ1日1回」というもの。

そんな回数で意味あるの?というのが読み進めていく中での思いでした。

たとえば腕立て伏せ1回という習慣じゃ、かっこいい体にはなれないでしょ、と。

この本の論旨としては、だからといってかっこいい体に早く近づける回数に設定してしまっては挫折のリスクがある。

挫折してしまえばかっこいい体にはなれっこない。

そもそも続けられなければ、意味がないって言ってます。

続けられないくらいなら腕立て1回でもやったほうが、いい体には近づいているってことですね。

小さな習慣は大きくしていくものなの?

小さな習慣は達成できたごとに、徐々にそのとき小さいと感じられる一番小さい目標にまで大きくしていくもの、成長させていくものだと思っていました。

1回やるという習慣が達成できたら、2回、3回といった小ささへと大きくしていくのかと思っていましたが、それは否定しています。

大きく成長させていくと、いつかその小ささがわずかな意思の力で克服できない大きさになってしまう、という懸念があるからです。

この本ではとにかく続けろ、とそう言い続けています。

そんなに小さくしなくてもオレならできるんじゃないか、という思い

読み進めていく中で生じていた違和感がありました。

オレならそんなに目標を小さくしなくてもやれるぜ、という思いです。

明確に自分がなりたい姿を思い浮かべられたのなら、簡単には挫折しない自信があります。

でも、著者のスティーブはこれを「プライド」という言葉で切り捨てています。

そんな簡単にはいかないよ、と。

であれば、小さな習慣でどこまで自分がなりたい姿に近づけるのか、やってみようじゃないか、という気持ちになっています。

その結果始めることにしたこと

小さな習慣を始める気になった私は以下のことを習慣化することにしました。

  1. ・タイトルと1行のブログを書く
  2. ・風呂あがりに1分間ストレッチをする
  3. ・寝る直前に将来自分がなりたい姿を思い浮かべ、「自分はできる」と10回つぶやく。そして1日に感謝する。

この3点です。

とにかくこれはやり遂げようと思っています。

いずれもこのブログで状況報告していきますので、監視のほどよろしくお願いいたします(笑)

モチベーションについての思い

モチベーションに対してスティーブはかなり嫌悪感を抱いているなと読んでいる中で思いました。

もしかすると好意的な文章もあったかもしれませんが、私の中で「スティーブはモチベーション嫌い」というバイアスがかかって読んでいたので、気づいていないだけかもしれませんが。

スティーブは腕立て伏せ1回でずーっと終わっていいとは言っていません。

習慣として始めれば、1回で終わらずに複数回こなすときもあるでしょ、とそう言っています。

ここに大きな違和感を感じています。

複数回こなす、という日を作るためには、そこでモチベーションが必要なるんじゃないかなと、私はそう思っています。

モチベーションがなければ、ホントに形式的に1回腕立て伏せをやるだけになってしまう、そんな気がしています。

なので私の最終的なこの本から得た理解としては、

「モチベーションのない日は、最低限“小さな習慣”をこなす」

かつ

「モチベーションのある日は、大きな目標に向かって邁進する」

なんだと思います。

小さな習慣もモチベーションも、最終的ななりたい姿に向かっていくには必要な両輪だと信じています。

私はそのハイブリッドで行きたいと思います。

小さな習慣

スティーヴン・ガイズ (著), 田口 未和 (翻訳)

小さな習慣

小さな習慣

  • 作者:スティーヴン・ガイズ/田口 未和
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017年04月27日