手間をかけて、手がかからないようにする

前日の投稿に書いた「手間をかけて、手がかからないようにする」の実例がありましたので紹介します。

うちの娘は2歳を前にして、かなり器用にお箸をつかって食事をします。

どうしてそうなれたか。

あくまで結果論ですが、ご紹介させてください。

離乳食が始まると、自分で食べたい時期も始まる

授乳から離乳食への移行期、ママが重湯などをスプーンで口に運んであげます。

これが少し進んでくると、そのスプーンに子どもが興味を持ち始めます。

最初はうまく使えずテーブルを汚します。

汚したことが楽しくてさらに手で広げます。

うちでは食事を楽しむことを学んでいる最中なんだ、と割り切って好きなようにさせました。

もちろん、食べ物を粗末に扱っているように見えたときには注意もしましたが、食べようとした結果、テーブルを汚してしまったようなときは娘がやりたいようにやらせてあげました。

いつまでも汚し続けないし、食べ方も上手になる

当然片づけをする親は大変でしたが、こんなことは一時だ、と覚悟を決めていましたので、苦にはなりませんでした。

汚し終えて満足気な娘
(ひととおり汚し終えて満足気な娘ちゃん、このとき6か月)

汚すだけ汚すと子どもは満足するのか、1か月もしないうちにそれはなくなり、かわりにスプーンの使い方が上手になっていました。

お箸に関しても同様の方針です。

  • 興味を示したら使わせる。
  • 使った結果、うまくいかなくてもお箸を取り上げることなく、淡々と片づけをする。
  • 危ない使い方をしないように見守る。

これだけです。

結果、2歳前にしてとても器用にはしをつかいます。

まだ指の力がないので、交差ばしになっていてきれいな使い方ではないですが、ミニトマトだってつかんじゃいます。

はしでミニトマトを食べる1歳児

食事が楽しいものと思えているのか、とても集中して、最初から最後まで座って食事ができます。

食事が上手にできない子どもってどう育てられた?

これが普通かと思っていたら、そうではないんですね。

2歳になっても親に食べさせてもらっている子、ひと口食べては走り回っちゃう子、などなど。

どうしてそうなっちゃったのかなと考察してみました。

あくまで推測ですので、的外れなことを書いている可能性もありますが、でもちょっと自信があるので読んでみてください。

自分で伸びるチャンスを奪ってしまったのでは?

離乳食初期、スプーンに興味を示すもうまく食べられず汚しちゃう時期ですね。

この汚れたテーブルを親が片づけなければいけない、ということを面倒に思い早々にスプーンを取り上げて親が食べさせちゃったんじゃないかな、と思うんです。

片づけるというひと手間を惜しんだんですね。

その結果、子どものスプーンを使って自分で食べたいという欲求を見逃してしまった。

伸びるチャンスを奪ってしまっているんですね。

そうやって自分で食べたい時期を逃すと、「食事はママに食べさせてもらうもの」、という認識になってしまい、自分で食べようとしなくなってしまいます。

そうやって食べさせてもらい続けていたのに、ある時がくるといきなり、「今日からは自分で食べなさい」となります。

幼稚園に行くタイミングとかですかね。

そうすると、新たに「ご飯は自分で食べなきゃいけないもの」と覚えなおさなければいけなくなります。

ゴルフのスイングとかでもそうですけど、変なクセがついていると名コーチでも直しにくい、というのと一緒で、一度覚えたものを直すのは非常にエネルギーを使うんですよね。

食べたいという願望から食べなきゃいけないという義務感に変化

もうひとつ注目してほしいのが意識の面。

食べたい、から食べなきゃいけない、に意識がかわっているんですね。

義務に対しては反発も生じます。

だから、新たに自分で食べさせるのには親もかなりエネルギーが必要になるんです。

最初に手間をかけることで手がかからなくするというのはこういうことなんです。

はしに関しても危ないからといって取り上げちゃう。

危ない使い方をしたときにする注意っていうひと手間を惜しんでいるってことですよね。

うちははしもスプーンも自由に使わせた結果、食べたいものを自分で食べる喜びを知ってくれたから、食事の終わりまで集中して食べられてるんじゃないかなと思っています。

食べることを楽しめていない

食事に集中できない子の原因の一つは自分で食べていないことなんじゃないですかね。

食べることが楽しいことじゃないので、ほかの楽しいことに目がいってしまうっていう流れなのかな、と。

こういった実績もあるので、うちでは「早いうちに手間をかけることは、最終的な成果は自分たちにも返ってくる」という意識を強く持てています。

これはうちの方針の複利を意識するってことの根幹となっています。

こんな視点をもって子どもに接してみてはいかがでしょうか。

 

イクメン的きょうのひとこと

「寝かしつけの難しい夜、イライラしないようになりたい」