この10月からいわゆる時短勤務者になることにしました。
いまの日本でも、
「パパは働いてお金を稼いでくるもの」
「長い時間働いた方が評価される」
という考え方が多数派だと思います。
うちの会社でもそういう考えの上司が大半で、今回の時短希望に関する面談で、
「バリバリ残業するひととは評価で差がつくけど、それは理解したうえで希望しているんだよね?」
残業=仕事が遅い、って思っているわたしからすれば反論は多々ありますが、時短勤務を得るという目的のために、「ハイ」とだけひとこと。
上司からすればキャリアを捨てて、子育ての時間を増やすってことになるんでしょうね。
長い目で見れば子育てが広い意味でのキャリアの豊かさは増すと思うんだけどなぁ。
というボクの心を勇気づけてくれていた本がありました。
SHOWROOMというライブストリーミングサイトを運営する会社の社長、前田裕二さんの「人生の勝算」という本です。
前田さん、わかりやすく紹介すると週刊文春で女優の石原さとみとの熱愛が報じられたひと。
この本の本筋は、「人一倍働いた前田さんがどのようにいまの成功を収めたのか」。
私が勇気づけられたのは、本筋とは別の話。
彼が尊敬しているお兄さんのことを綴った部分です。
-僕が彼のことを尊敬している理由は、「決めているから」です。他のどんなことよりも家族に時間を使うこと、家族を大事にすることに、「決めている」。
-1日のほとんどの時間、仕事に明け暮れる僕の人生と、仕事は必要最低限で効率的にこなしつつ、家族との時間を一番大切にする兄の人生。幸福の価値観は人それぞれですから、どちらが上も下もありません。
-最も不幸なことは、価値観という自分の船の指針、コンパスを持っていないということ。そして持たぬが故に、隣の芝生が青く見えてしまう事です。
仕事より家族の時間を大切にするというコンパスを、支持している成功者がいる、という事実がとてもうれしかった。
この手の経営者が書き上げる本の多くって、自分は頑張って成功したんだから、幸せになりたいならお前も頑張れ的なメッセージのものの印象が強いんですよね。
しっかり自分の幸せがどんなものか考えて、どうしたらそれが叶うのか、確たるコンパスを持ててたらそれでいい。
上司や同僚からはあまりいい顔されない生き方だけに、この本には背中を押されました。
イクメン的きょうのひとこと
「会社にいると愚痴が多くなるなぁ」
投稿者プロフィール
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1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。
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