書評:ドリルを売るには穴を売れ

当ブログを開設するにあたり、ブログの作り方を教えていただくセミナーに参加しました。

そのセミナーの最後に、講師のものくろさんからいただいたものです。

参加者の人数分、異なる本を、タイトルが見えないよう包装してくじ引き感覚でプレゼントしてくださいました。

私が引き当てたのがこの本。

マーケティングについて書かれた本でした。

これまで、新聞記者、公認会計士というある意味特殊な仕事をしてきた私にとって、意識したことのない用語でした。

新鮮な気持ちで手に取ることができました。

10年以上読み続けられているベストセラー

第1刷が2007年1月。

いただいたのが第18刷で2018年7月。

この手の本で10年以上、版を重ねられるのはすごいことだと思います。

それだけに期待が高まります。

最低限の理論を、体系的にわかりやすく

冒頭にこの本の意義を、マーケティングの基礎を「最低限の理論を、最小限のカタカナで、体系的にわかりやすく」解説するとありました。

最低限、最小限、わかりやすく、とてもありがたい(笑)

章立ては大きく分けて4つ

本著で解説されているものは、マーケティングの基礎である4つの理論。

  1. ベネフィット
  2. セグメンテーションとターゲット
  3. 差別化
  4. 4P

これらについて、それぞれの章で、実例を交えた学問的な解説と、ものがたりチックなストーリー編で構成されている。

学問的な解説部分も、身近な例(東京ディズニーリゾートや吉野家など)を取り上げているのでわかりやすいです。

ストーリー編はマーケティングを学んでいく主人公が実際のレストランで実践していくというもの。

学んだ理論をどう使っていくのか分かりにくいのがこういった本の定石ですが、実践するとどうなるのか、ストーリーで理解させてくれるのでわかりやすいです。

このあたりが長く読まれている理由なのかもしれませんね。

この本で私に響いたのは…

ブログを始めたすごく良いタイミングで良書に出会ったなと思っています。

序章にこんな記述がありました。

「買い手」の反対側には必ず「売り手」がいる

こんな当たり前のことですが、意識からはすっぽり抜け落ちていました。

これをいまの自分に当てはめてみると、

「書き手」の反対側には必ず「読み手」がいる

読み手を意識して書けているか?

「顧客にとっての価値」を意識できているか?

ただ書きたいことだけを書いているのでは読み手はついてきてくれないということですよね。

「顧客にとっての価値」を高める、このことを意識しながらブログを書いていかなきゃな、と思います。

差別化ということ

『そこに行く特別な理由がなきゃ、二度目はないわ』

ストーリー編で書かれていた一文です。

差別化の必要性を説いたメッセージです。

ほかのブログではなく、私のブログを読んでくれている特別な理由。

ちまたにあふれているようなことを書いているだけでは埋もれてしまう。

“ほしなおき”だからこそ書ける文章、“ほしなおきのブログ”だからこそ得られる情報を意識しないといけないんだな、強く気づかされました。

この本はこれまでマーケティングに触れてこなかった、興味を持っていなかったひとこそ読むべき本なのだと思います。

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルを売るには穴を売れ
佐藤 義典