書評:続々ざんねんないきもの事典

かなり話題になった本なので、ご存じの方も多いかと思います。

「ざんねんないきもの事典」シリーズの第3弾です。

第1弾と思って間違えて購入

第3弾ではありますが、私が読んだのはこれが初めて。

第1作と勘違いをしてAmazonでこちらを購入してしまいました(笑)

Amazonでみたときに“続々”がよく見えなかったのよね。

それでも、取り上げている動物が違うだけなので、楽しく読むことができました。

小学生がベストマッチ

読んでいて思ったのが、この本は小学校の図書室にあったら取り合いになる本なのだろうな、ということ。

おとなも十分楽しめますが、小学生くらいが夢中になりそうな内容なのです。

図鑑などで動物を紹介するときには、その動物の特殊能力などすごい部分を取り上げるものです。

チーターの加速力が3秒程度で時速100kmにも達するとか、犬が人の10万倍の嗅覚を持っているとか。

この本は残念な点にスポットライト

一方でこの本は、真反対に動物の残念な生態をシュールに語っています。

これが意外と動物たちに対して、愛着をわかせ、興味を抱かせるのに十分な面白さでした。

この本を読んだ子どもから動物学者を目指す子が出てもおかしくないくらいです。

興味をもつ動物は読んだひとそれぞれ違うでしょうから、参考までに私が一番気に入った動物を紹介します。

苦しんでササの葉を食べるパンダ

ササの葉を食べることで有名なパンダ。

パンダの写真を見ると必ずといっていいほどササの葉と写っている印象があります。

が、なぜパンダがササの葉を食べるのかはわかっていないそうです

パンダを中国語で熊猫と書くことからもわかるようにクマ科の哺乳類。

クマ科の哺乳類ということは肉食な気がしませんか?

それがなぜかササの葉を食べている。

そして、そのササの葉を食べることで出る粘膜便という大便があるのですが、それを出すときがすさまじい痛みなんだそうです。

なぜそうしてまでササを食う?

こんな面白エピソードがおよそ130編、収められています。

この本を読もうと思ったのはラジオがきっかけ

この本を読んだきっかけは、ラジオでした。

「伊集院光とらじおと」にこの本の執筆担当・丸山貴史さんがゲストで登場したのです。

その際に「好きを突き詰めていったら、このような本を出版するところに行きついた」と話していました。

好きを追求して結果を出す、というのがいまの私の目標でもあるので、丸山さんが追求してきた結果というものが見てみたくなったのです。

好きを追求しているから、読み手がわくわくする

この本を読んで、やっぱり伝え手がとにかく好きでわくわくしていることって大事なんだな、と思いました。

そうじゃないと、そのわくわくは読み手には伝わらないし、そもそも形にもならないってことがわかりました。

この先、私が発信していくものは、何より私が好きでわくわくしていることに限りたいと思います。

そして何より残念なこと

丸山さんの本として手にしたはずのこの本。

間違えて“続々”、という第3弾を購入したことから悲劇は起きました。

これ丸山さん、第3弾は執筆していない…。

第1弾と第2弾はお名前があるものの、第3弾は別の方

…。

このままでは、いい話を聞かせてもらったのに申し訳が立ちませんので、丸山さんが監修した弾を読もうと思います。

それくらいしてもいいと思えるくらいこのシリーズは面白いです。

売れている理由がよくわかります。

動物園に行く前に読んだら、こどもから人気者になれそうです!

続々ざんねんないきもの事典
今泉 忠明 (監修)