1月12日に開幕!ラグビー・トップリーグ!開幕節の見どころをご紹介!

1月12日に開幕するラグビー・トップリーグ!

開幕の8試合の見どころをご紹介します!

トップリーグ(TL)とは

過去に書いた記事の焼き直しで申し訳ないですが、再掲します。

トップリーグとは、日本の社会人チームで構成されるリーグで、日本一のチームを決める大会です。

プロリーグではありませんので、企業のクラブ活動といった位置づけになります。

ここ数年はワールドカップのための日本代表の強化や、サンウルブズが参戦しているスーパーラグビーとの兼ね合いで、毎年のように開催時期やリーグ方式に変更がありました。

日本代表選手の多くはこのトップリーグで研鑚を積んで、実力を磨いています。

開幕戦は6会場8試合

今年の開幕戦は1月12日です。

2試合行われる会場もありますので、6会場で8試合行われます。

今後を見据えてなのか、ワールドカップの余波を買ってなのか、例年以上に全国いろいろな会場で行われます。

W杯に出場した選手を中心に取り上げ、見どころを紹介したいと思います。

気になる試合があればぜひ足を運んでみてください!

なお、文章中の優勝はトップリーグの優勝という意味ではなく日本選手権の優勝です。

TLはレギュレーションが年によってばらばらで、優勝の定義が難しかったので代替しています。

次の表が全カードの一覧です。

対戦カード 開催会場
日野レッドドルフィンズ vs NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 東京 秩父宮
東芝ブレイブルーパス vs サントリーサンゴリアス
パナソニック ワイルドナイツ vs クボタスピアーズ 埼玉 熊谷
リコーブラックラムズ vs Honda HEAT 大阪 花園
NTTドコモレッドハリケーンズ vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs キヤノンイーグルス 兵庫 ユニバ
ヤマハ発動機ジュビロ vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ 静岡 ヤマハ
宗像サニックスブルース vs NECグリーンロケッツ 福岡 レベスタ

一番の注目は「パナソニック VS クボタ @熊谷」

まず私が注目したのは、パナソニック ワイルドナイツ vs クボタスピアーズの一戦です。

こちらはW杯でも使用された熊谷ラグビー場(13時開始)で行われます。

パナソニック注目はWTB福岡

この試合で一番の注目は日本の2大フェラーリの一角・福岡堅樹でしょう!

2019年のW杯では大活躍でしたが、この大会で日本代表の引退を表明。

その後は東京オリンピックの出場を目指し、五輪後は医者を志すことを公言しております。

パナソニックのメンバーとして今シーズンのトップリーグを戦うことは発表していますが、一方でオリンピックは7人制で行われるためその準備も必要。

7人制日本代表の岩淵HCは「早く来て」と言及しており、福岡がいつまでトップリーグでプレーするかは不透明です。

15人制で活躍する姿を見たけりゃ早めに観に行っておくに限ります。

W杯で見せつけたスピードを体感しておきましょう。

そのほか、パナソニックにはHO堀江翔太と坂手淳史、PR稲垣啓太とヴァル・アサエリ愛の日本代表一列、SOの松田力也が所属しています。

そして世界のW杯戦士もBK、FWに加入しています。

BKにはW杯決勝の舞台にも立ち優勝メンバーとなった南アフリカ代表CTBダミアン・デアレンデが加入。

FWにはオールブラックスのLOサム・ホワイトロックが新戦力として加わりました。

2015年以来4年ぶりの日本一を目指して盤石の布陣となっています。

クボタはFLラブスカフニに注目

クボタはトップリーグではここ数年、中位に着けるチームです。

今年の6~8月ごろに行われたトップリーグカップ(日本代表に選ばれていない選手中心に行われた大会)では、決勝に進出。

神戸製鋼に敗れましたが、躍進の気配をうかがわせるチームです。

その中心は日本代表でゲームキャプテンを務めたFLピーター・ラピース・ラブスカフニです。

献身的なプレーで日本を引っ張ってくれました!

その3列で同様に活躍が期待されるのが、スプリングボクス(南ア代表の愛称)No.8のドゥエイン・フェルミューレンです。

この2人がそろう3列は脅威だと思います。

さらにはオールブラックスCTBライアン・クロティ、ワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)SOバーナード・フォーリーも戦力に加わっています。

今年のクボタ、本気で優勝狙ってます。

そんなこんなで、パナvsクボタ、見逃せません!

その次は「東芝 VS サントリー @秩父宮」

続いて注目のカードは「東芝ブレイブルーパス vs サントリーサンゴリアス」の一戦です。

東京・府中市に本拠を置く両チームの一戦で、「府中ダービー」と呼ばれています。

ここ最近は府中の味の素スタジアムで行われることが多かったこのカード。

今年は秩父宮ラグビー場で行われます。

サントリーはWTB松島、CTB中村の両TBに期待

サントリーは昨年神戸製鋼に敗れ、3連覇を逃しています。

それだけに今年にかける思いは強いはず。

日本代表選手はパナの6選手に次ぐ5選手。

中でもWTB松島幸太朗とCTB中村亮土を擁するスリークォーターバックス(TB)には期待が高まります。

ふたりだけでも脅威なのにそこに豪州代表CTBサム・ケレビも加わりまます。

中村とサム・ケレビの力強い突破から松島へパスが渡ってトライ、なんて場面が何度も見られそうです。

そしてそのTBを操るSHには流大がいます。

FWにはFLツイ・ヘンドリック、HO北出卓也が名を連ねています。

復権へ向け戦力は整っています。

東芝はリーチを中心としたFW3列に注目

東芝は親会社の不祥事から元気がない印象で、2013年以来、覇権争いから遠ざかっています。

そんな東芝で注目はFW第3列です。

その中心は日本代表の主将リーチ・マイケルです。

W杯では出番がなかったものの日本代表に定着したFL徳永祥尭、パナソニックから移籍してきたNZ代表FLマット・トッドがいます。

この3人が3列に並んだら、FWの破壊力は計り知れないものになるでしょう!

神戸製鋼 VS キヤノン @神戸

昨年の覇者・神戸製鋼はキヤノンとの一戦で開幕します。

神戸製鋼はPR中島イシレリ

神戸製鋼は昨年、オールブラックスの英雄SOダン・カーターを獲得し、優勝しました。

現在37歳ですが、その能力はきっと衰えていないでしょう。

そのSOが操るのが、CTBラファエレ・ティモシー、WTBアタアタ・モエアキオラ、FB山中亮平らBK陣です。

豪華!

そして、何よりの注目はPR中島イシレリでしょう。

金髪坊主で注目を集めましたが、スクラムの強さや1列ながら走れるプレースタイルは魅力。

もともと3列の選手だったので当然ですが、3列の選手が対戦相手より1人多いように見えるのはラグビーとしてはおもしろいと思います。

そこにオールブラックスのLOブロディ・レタリックまで加入したんだから強くないわけがない!

キヤノンは充実のハーフ団!SH田中&SO田村

キヤノンは日本代表のハーフ団がそのまま所属しています。

SOの田村優とSHの田中史朗。

田中はパナソニックからの移籍です。

田中、田村のコンビは2015年のW杯でも組まれたコンビ。

所属チームは違っていましたが、そのコンビネーションは成熟の域でしょう。

そのハーフ団から繰り出されるパスを受けてフィニッシュするのが、スプリングボクスFBのジェシー・クリエル。

ぴたりとはまれば上位進出間違いなしのチームです!

ヤマハ VS トヨタ @静岡

ヤマハは2014年以来、トヨタは1986年以来の優勝を目指します。

トヨタはジャッカル・姫野とNZ代表NO.8の協演

トヨタの注目はなんといってもNo.8姫野和樹でしょう!

ジャッカル(相手選手からボールを奪い取るタックル)で一躍有名になった選手です。

その彼と同じポジションのスターがトヨタにはやってきます。

今回のW杯をもって代表引退を表明していますが、オールブラックスのNo.8キーラン・リードが加入します。

おそらく両選手が協演するとなれば姫野がFLに回ることになるとは思いますが、この2人が同じピッチに立つと思うだけでわくわくしてきます。

日本代表選手ではPR木津悠輔、SH茂野海人も所属。

ふたりともW杯では出番がなかっただけに期するものがあると思います。

さらにW杯優勝メンバーのFBウィリー・ルルーも加わりますので、面白いチームになることでしょう!

ヤマハはちょっと地味(笑)

ヤマハの日本代表選手はLOヘル・ウヴェのみ。

南ア代表のFLクワッガ・スミスも獲得していますが、出場はプール戦のみ、と若干地味(南ア代表ってだけですごいんですが…)。

2015大会のスター・五郎丸歩がいます。

まとめ

全試合は書ききれませんでした(笑)

書けなかったチームや選手はこちらでチェックしてください。

所属チームなどはわかると思います。

今後、2節以降で触れられれば!

いやー、書いているうちにどんどん熱くなってきちゃいました。

早く試合が観たいです!

投稿者プロフィール

皐月 悠詩
皐月 悠詩
1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。

詳しいプロフィールはこちら