お正月を迎えるにあたって飾ったお正月飾り。
松が明けたら片づけると思いますが、困るのはそのあと。
縁起ものだしゴミとして処分するのもはばかられるし、さてどうしよう。
そんなときおすすめなのが「どんど焼き」です。
お正月飾りの片づけに困っていた
お正月を迎えるにあたって、うちでは小さな正月飾りを玄関に飾っています。
そして毎年その片付けに困っていました。
縁起ものなのでゴミとしてゴミ袋に入れるのもはばかられる。
神社でお札などといっしょにお焚き上げしてもらえるか検討したものの、多くはお札やお守りに限定されています。
さて、どうしたものかと毎年頭を悩ませていました。
うちは小さなお正月飾りだけですが、立派なしめ縄や門松を飾っている家もありますよね。
こんな家はどうやって片づけているのだろう、と不思議に思っていました。
そんなとき頼りになるのはGoogle先生
まぁ、そんなときに頼りになるのはGoogle大先生ですよね。
調べてみると、出てきたのが「どんど焼き」という行事。
さてこれはどのような行事なのでしょうか
どんど焼き、どんと焼き、どんどん焼き、左義長など呼び方さまざま
このどんど焼きですが、地域によって呼び方はさまざまでどんと焼き、どんどん焼き、左義長とも呼ばれているそうです。
もともとは松の内が過ぎた小正月(1月14日、15日)に行われ、各家庭で歳神様をお迎えするためにそなえた門松やしめ縄、お札等を焚き上げる火祭りです。
最近では小正月付近の土日に行われることが多いようです。
まずどんど焼きを行う場所に、オンベラ棒と呼ばれる6~7mの竹の棒を立てます。
上の方の三分の一くらいをぎっしりと縄で縛り、残りの三分の二を割きます。
割いた部分を円錐状に広げ小屋のようにします。
まわりを藁などで茅葺きし、これで基本の形が出来上がり。
その小屋のまわりに各家庭から持ち寄ったお正月飾りをくくり付けます。
そして、その後小屋ごと火を付け、正月に迎えた歳神様を炎とともに送るのです。
このとき地域によってはダルマを燃やしたり、書初めを燃やしたりします。
火が弱まってくると、その火を使ってお餅を焼いて食べます。
これも縁起もので、これを食べるとこの年無病息災になると言われています。
世田谷区では二子玉川の多摩川河川敷で開催
このどんど焼き、世田谷区では二子玉川駅から1.5㎞歩いた河川敷にあるピクニック広場の近くで行われます。
Googleで「どんど焼き 地域名」で検索すると、近くでやっているところを探せるかと思います。
ざっと調べても、大田区の六郷どんど焼き、新宿区の花園神社、台東区の鳥越神社などが出てきます。
多摩川河川敷のどんど焼き
多摩川河川敷のどんど焼きは鎌田南睦会によって行われています。
2020年は1月12日の開催でした。
10時半に式典が始まり、11時ごろ点火されます。
式典には世田谷区長がきて挨拶することもあります(今年は後述する諸事情により未確認)。
点火前にはお神酒(こどもにはオレンジジュース)が振る舞われ、神事であることをうかがわせます。
15mを超す火柱は圧巻
これは他の方のブログで知ったことなのですが、多摩川河川敷のどんど焼き、その高さは15mになるらしいです。
点火から徐々に火が燃え広がり、バチバチという音が響き渡ります。
煙がとぐろを巻き空へ立ち上ると、一気に炎がオンベラ棒を包み込みます。
これは圧巻です。
いままで見てきたキャンプファイヤなどとは比べものにならない迫力です。
人間は火を見ると興奮するといいますが、ほんとに興奮します。
その迫力ゆえか、毎年2,500人くらいの来場があるそうです。
実際、かなりの人混みになります。
それでもね、人垣ごしにでもどんど焼きの熱は感じるんです。
この熱を感じただけでもいいことがありそうな気がしてきます。
おもちと焼くための竿を貸してくれます
ひとしきり小屋とお正月飾りなどを焼き尽くすと、鎌田南睦会のひとたちがその火をならします。
そこからはもち焼きがスタートです。
針金のついた竹の竿を鎌田南睦会が準備をしてくれていて、そこにもちをくくりつけて火にくべます(おもちも鎌田南睦会が準備してくれています。感謝です)。
こども優先ではありますが、待っていればおとなでも参加できます。
しかし、焼くのはちょっと難易度が高い。
素のまま焼くとコゲるのが早く中まで焼けない。
今年は他の方を真似してアルミホイルを持参し、表面がコゲないように工夫。
しかし、今度は焼け具合がわからない(笑)
結局、半分くらい焼けたところで娘が飽きてしまい、焼けた部分だけを家族3人でシェアしました。
どんど焼きマスターの強者は自宅からもちを持ってきて家族分焼いたり、「にんにくのホイル焼き」を準備してきたりします!
ひとそれぞれに楽しみ方があるのもいいですね!
アドバイス① 点火に遅れないようにしたいが焦る必要はない
もし来年2021年以降初めて参加されるという方にアドバイスです。
河川敷で行われ、鎌田南睦会という団体が行うものですが、どんど焼きは神事のひとつ。
点火までに我が家の正月飾りやお札は持っていき、自ら小屋にくくり付け手を合わせたいものです。
ですが、時間に間に合わせようと焦っていくのも、道の整わない河川敷を歩きますので危ないです。
点火に間に合わなかったとしても、係のひとに渡せばOK。
火が弱くなってひとが近づけるようになったら、どんど焼きに投入してくれ焚き上げてくれます。
アドバイス② 河川敷での開催ゆえの不便さ
もうひとつのアドバイスは、河川敷ゆえの不便さがあります。
多摩川の河川敷は台風19号の影響が残っています。
これは2020年限定の話となる可能性が高いですが、今年は駐車場が使えませんでした。
今年私が式典に間に合わなかったのは駐車場難民となったから。
河川敷の駐車場が使えず、近くのコインパーキングに停めに行きましたが、近くは同じようなひとたちですでに満車の嵐でした。
1キロくらい離れたところに停めて私は向かいました。
妻と娘は先に近くで降りてもらっていましたので、点火前にお正月飾りを持っていくことはできました。
さらに今年はトイレも使えなくなっていました。
まぁこの点は、使えなくなったことが不便というよりも、河川敷に設置できるトイレが汲み取り式の簡易トイレしかないということ。
なので、子連れで行くには使いづらいものです。
2021年にトイレが使える状況になっていたとしても、それは子連れには使いにくいものでしかないことに注意してください。
まとめ
お正月は、多くのひとが心浮き立つようなとき。
新年を迎えて新たな挑戦を計画したり、心機一転を誓ってみたり。
そういった明るい心がどんど焼きの場に集まっている気がしました。
そして、その未来への希望みたいなものが炎とともに天に昇っている、そんな風にも思いました。
そのような場にいるだけで、自分にご利益があるような気がしてきます。
「お正月飾りを片づける」という目的もありますが、その目的以上に、自分の運気を高めるために参加したら良い行事、そんな位置づけになっています。
自分が住んでいる地域でもきっと催されていると思います。
来年はぜひ参加してみてはいかがですか。
投稿者プロフィール
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1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。
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