「女性の社会進出」のみならず「男性の家庭進出」こそ必要な時代

「女性役員を増やそう」だったり、「ママの社会復帰を応援しよう」だったり。

こういった「女性の社会進出」を後押しする論調はちまたにあふれています。

私はもう一歩踏み込んで、「男性の家庭進出」を推し進めたいと考えています。

経済成長のために「女性の社会進出」を押し出す日本

昨今の日本では、安倍内閣が主導して女性の社会進出を後押ししています。

「女性が輝く日本へ」と題して、以下の4つの施策を行っています、

待機児童の解消

女性役員・管理職の増加

職場復帰・再就職の支援

子育て後の起業支援について

まぁ、目新しいものはなく、どれも急ぎやったほうがいいように思えることばかりです。

この背景には、家庭に眠っている女性という人材を使って人手不足の解消や、男性社会の中にダイバーシティ(多様性)として女性の風を吹かせたいといったことがあります。

こうやって経済発展の後押しをしたいんですね。

それと同時に「男性の家庭進出」も

私は前述の「女性の社会進出」のための支援は国を挙げてやっていったらいいと思っています。

当然に必要なことですから。

一方で、「男性の家庭進出」も同時に推し進めていくべきではないかと私は考えます。

育休をとって育児をする

残業をしないでまたは時短で仕事を切り上げ早く帰って家事・育児をやる

フレキシブルな働き方を選択し平日にも家事・育児をする日を作る。

こういうことを積極的にしていったらいいなと思っています。

なぜ「男性の家庭進出」が必要か!理由①

男性がいまよりも家庭に入っていく必要がある理由のひとつめは、「妻の負担軽減」です。

これは女性の社会進出支援の一環になるかと思います。

理由のふたつめは、「無駄の削減」です。

日本のサラリーマンってすごく長い時間働いていると思います。

総労働時間を調査したデータだとかなり低めに出ており参考にしにくいのですが、肌感覚として長時間労働だよな、と思います。

これって平成を越して、昭和の働き方なんです。

高度経済成長時代にがむしゃらに働いて成長させてきた名残、というか、これしか働き方を知らないんです。

いまでもがむしゃらに働いているのに、経済成長は微々たるものです。

がむしゃらに働いても微々たる経済成長しかないのだったら、がむしゃらに働くのを放棄したらどうかなって思うわけです。

「がむしゃらに働くのをやめたらそれこそ経済成長がなくなっちゃうじゃないか」って批判があるかなと思いますが、果たしてそうでしょうか。

きっとがむしゃらに働くのをやめたって、いまの経済成長は維持できるんじゃないかなって、憶測ですが私はそう思っています。

理由のみっつめは、「未来の人材育成」です。

パパが早く家に帰る、家にいる時間が増える、ということはこども接する時間が長くなるということです。

父親といる時間が増えるということがすべてにおいてプラスだとは言いませんが、良い方向に働くことは多いと思います。

家族の会話が増えることは単純に語彙力の増加が期待できますし、会話を通じて父親というおとながどう考えているのかを知ることができます。

休日には動物園や博物館、美術館に行く日も作れることでしょう。

こういった文化的な素養をはぐくむことは未来の人材を育成していくうえで重要なことかと思います。

そうやって成長したこどもが未来の経済成長を担っていくんです。

まとめ

あくまで私見です。

社会には男性の力はあふれています。

一方、家庭には男性の力が不足しています。

その不足している家庭に男性が注力できれば、足りていない女性のエネルギーを社会に送ることができます。

さらにパパとの時間が不足しているこどもに男性が時間を使えれば、将来の原動力となる未来の人材を育成することができます。

周りが帰らないからなんとなく帰りづらいとか、残業代が減っちゃうとか、家に居場所がない、とかそんなことばかり言っている場合ではないです。

さっさと仕事を切り上げて、早く家路につく。

これがいま男性にできる一番の社会への貢献じゃないでしょうか。

 

Photo by Drew Beamer on Unsplash

投稿者プロフィール

皐月 悠詩
皐月 悠詩
1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。

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