書評:パパになった旦那よ、ママの本音を聞け! 野々村友紀子

ママの本音!?

怖いけど、聞きたい。

ということで、勇気を振り絞って、読んでみました(笑)

著者の野々村友紀子さんとは?

本書の著者の野々村友紀子さんとお笑い芸人の2丁拳銃・川谷修士の奥さんです。

長女、次女の2児の母。

現在は放送作家をしているようですが、元吉本興業所属のお笑い芸人だそうです。

同期には陣内智則、ケンドーコバヤシ、中川家などがいるみたいです。

この本はその野々村さんが世のママを代弁し、ママの本音をパパに対してぶつける内容になっています。

育児ぶりを自己採点するように読む

イクメンを自負してこれまで育児に参画してきましたので、ある程度は本音もわかっているつもりでした。

いやぁ、甘かったですね(笑)

こんなところにパパが陥る落とし穴があるのね的発見が数多くありました。

その多くは無意識にやってしまっていたもの。

自分の育児を振り返る自己採点のように読むことができます。

妻に読んでもらい、気になったページに付せんを

それでもね、言葉には出してきていないけど、周りから伝え聞くパパたちの育児ぶりよりは、いいパパできていたのではないか、と思っています。

それを確認したくて、妻にも読んでもらいました。

妻には「オレができてなかった、もっとやってほしかったと思うページがあったら付せんして」とお願い。

かなり怖いことしてます(笑)。

共感をもってさらさら読める、らしい

見開き1ページにひとつの本音なので、読むのには苦労しない本です。

ママの立場からは「共感できるからすらすら読めちゃった」と1時間ほどで本は返却されました。

「できてたと思うところは多かったけど」と注釈とともに手渡された本には付せんがびっしり(苦笑)

付箋がびっしり

どこに貼られているのか見るのが怖くなりました(笑)

自分ができていると思ってできていないと判断されたもの

これをやって一番怖いのは自分ではできていると思っていても、妻からはできていなかったと思われているものがわかることです。

ここからはいくつか自分〇、妻×評価だったものを取り上げたいと思います。

多少の言いわけもあるんですけど、あくまでも言いわけなので(笑)

どうせなら、ママと違うことして遊べ

これはもっとやってほしいことなんだと思います。

力使う感じの遊びは意識してやってますので♪

言ったことだけやるな!

プラスアルファでどこまでやれるかですよね。

はい、肝に銘じます。

追えー!あの子を追うのだ!

わかってるんですけど、ちょっと目を離したすきに、ね。

自分だけで娘を見ているときは緊張感あるんだけど、妻と一緒だとね…。

パス禁止!ラク泥棒すな!

適材適所というか、うまくやれる人がやったらいいじゃん、って思っちゃうんです。

それじゃいつまで経ってもできるようにならんですね、はい。

「じゃあ、やらなくていいよ」って言うな

これね、責任感でつぶれそうになっているときにこう声かけちゃうのよね。

「オレがやるよ」、そう言えるようになります。

育児に興味があるから手に取る本

手前みそになる部分もありますが、この本を手に取ることのできたパパはある程度育児に対しての意識は高いと思います。

この本を本来読むべき子育て意識低い系のパパたちはきっと手に取ることはないでしょうから(笑)

裏を返せば、本当に届くべきところには届きにくい本なんですよね。

惜しい!

どうやったらあまねくパパに広められ、読ませることができるか、ちょっと考えてみたいと思います。

耳が痛いこと多いけど、家族全体の幸せ度はアップ!

手に取ったパパは、奥さんに手渡して自分の育児を採点してもらってください。

へこみますが、やる気にもなります。

そうすることで、ママの負担が減り笑顔が増え、こどももさらにハッピーになります。

こうして家族全体の幸せ度合いが上げられると思います。

改善できる余力が残っているのはきっとパパだけです。

いっしょに幸せな家族を目指していきませんか!?

 

パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!
野々村友紀子
赤ちゃんとママ社
1,080円

投稿者プロフィール

皐月 悠詩
皐月 悠詩
1983年5月生まれ。群馬県出身。
新聞記者のブラックな生活に疲れ、一念発起で国家資格を取得。
2016年11月からめろめろパパに。
世のパパたちよりも家事育児の割合の高い日々を過ごしています。

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